彼の地が公家たちを魅了したものとは?
今回取り上げる西南四国とは、主に高知県の幡多地方と愛媛県の南予地方を指します。この地域は中世において、一条氏や西園寺氏という中央(京都)の公家たちから注目されてきたことが、これまでの研究により明らかになっています。そこには経済・流通をはじめとして、いくつかの要因があるようです。
本展では、愛媛県歴史文化博物館の特別協力により、昨年度から共同調査を続けてきた成果をご紹介します。古文書や寺社に残る歴史資料、京都市や長崎県松浦市内の遺跡をはじめ発掘された出土資料を通じて、本展タイトルの「公家」という視点を据えながら、南西四国の中世社会を再認識していただく機会になればと思います。
干支にちなんだヘビの郷土玩具を展示。
山﨑茂氏寄贈の郷土玩具コレクションを中心にヘビの玩具を約40点ご紹介します。